インフレとはモノやサービスの価格(物価)が全体として継続的に上昇する状態です。お金の面からみるとお金の価値・購買力が下がる状態と言えます。一方、デフレとはモノやサービスの価格(物価)が全体として継続的に下落する状態です。お金の面からみるとお金の価値・購買力が上がる状態と言えます。具体的に言えば100円で買えたものが翌年になると105円になるような動きがインフレ、翌年に95円になるような動きがデフレです。
さて、こう見てくるとデフレとインフレではお金に対する考え方は全く逆なのです。だから、我々経営者もお金に対する考え方を大きく変えなければなりません。デフレでは通用していたが絶対に変えなければならない考え方は以下の通りです。
- <デフレ>現金預金は万が一の時のために備えて潤沢に持っている必要がある。更に現金預金を持っているだけで物価が下がるので実質的には金利が付いているようなものです。
<インフレ>現金預金は経営にとても重要ですが手許に持っているとお金の価値が下がってしまうので現金預金を何らかの資産で運用して収益を上げると共にいざという時にいつでも現金化できるようにしておくことが必要です。 - <デフレ>現金預金を支出して何かに投資をすると失敗の可能性もあるので投資をしない。現金預金を持っているだけで物価が下がって実質金利が付いているような状態だからです。
<インフレ>現金預金を持っているだけでは年々物価が上がってお金の価値が目減りしていくので現金預金の保有は得策ではありません。新規事業・人材・株式・債券・不動産などに投資をしなければ企業は生き残ることはできません。当然、失敗の可能性もあります。 - <デフレ>銀行借入をしていても殆ど気にならない。理由は金利が1%以下の状態だからです。金利が無いに等しい異常状態だったからです。だから、借金が大きくても苦にならない。そして、私もアドバイスしていたのは借りられるだけ銀行からお金を借りてキャッシュを持っていた方が良いという時代もありました。特にリーマンショック、東日本大震災、新型コロナショックなどの時にはそうでした。
<インフレ>銀行借入をすれば金利が発生する。恐らく近い将来、最低金利が3%となり、4%~5%が普通になると思います。私は独立開業した1989年に金融機関から借りた金利は7.2%でした。つまり、この30年の金利の安さが当たり前ではなく異常だったのです。3%~5%の金利が普通になります。
さて、今回もデフレ脳からインフレ脳への切り替えのための話です。
今日の所感:早くデフレ脳からインフレ脳に変わりましょう!!
