「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)
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民王 シベリアの陰謀 (角川文庫)
待望の続編! 「新種のウイルスだそうです」 第二次内閣を発足させた総理大臣・武藤泰山のもとに驚愕の報が飛び込んだ。人を凶暴化させる謎のウイルスに、内閣最大の売りであるマドンナこと高西麗子環境大臣が感染したというのだ。しかも感染源はシベリアか...
今回紹介する書籍は「民王 シベリアの陰謀」 池井戸潤著 角川文庫です。
この書籍は私の大好きな小説家の一人である池井戸潤氏の小説です。この小説は池井戸潤氏のいつものパターンの中小企業と銀行のハラハラドキドキのストーリー展開とは全く違います。前著の「民王」と登場人物もほぼ同じで小説自体はコミカルでとても楽しく読んでいくことが出来ます。
しかし、池井戸潤氏がこの小説で言いたいことはとてもよくわかりました。特に政治家が大衆に迎合した政治をやってはいけないことがとてもよくわかるストーリーです。
先の参議院選挙でも自民党は給付金のバラマキを訴えていました。それまでは財源がないと嘘を言って財務省の手先となって支出を渋っていたくせに選挙になると給付金を配るなどと言って見苦しすぎます。実際には5兆円~7兆円の予算より歳入超過で財源は大幅に余っているはずです。国民も馬鹿ではないので今回の選挙では騙されませんでしたね。
しかしこの小説も素晴らしい総理大臣が大衆迎合政治をしなかったところが立派でしたが石破総理はどうでしょうかね?
この動物のような気持ち悪い顔と中身がなく自分が総理をやり続けること以外に一切のポリシーがないことは総理になる前から分かっていたことです。石破は日本で最も総理になってはいけない男です。
今日の所感:この小説を読んで日本の政治を考えてみましょう!!