「強運読書155」

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「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)

毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。

今回紹介する書籍は「火喰鳥」 今村翔吾著 祥伝社文庫です。

最近はまっている今村翔吾の時代小説です。今村翔吾の小説はミステリーでは無いけれど小説の展開の先が読めなくてハラハラドキドキします。寝る前に読むと先が読めないので次へ次へと読みたくなって睡眠不足になります。
逆に池井戸潤は水戸黄門のようにストーリーは単純明快で悪者退治で最後はハッピーエンドです。この悪者退治の局面を早く読みたいので次々と読みたくなります。
池井戸潤と今村翔吾は真逆ですね。

さて、今回の書籍の時代は江戸時代後期で火消しが主人公の小説です。○○組という火消しはよく時代劇に出てきましたがこの小説で火消しの役割がよくわかりました。類焼を防ぐために風の向きを読みながら火より早回りをして建物を壊すのが役割なのです。いつも屋根の上で纏を振って何をやっているんだろうと思っていましたが合点がいきました。
この小説も今村翔吾らしく小説の中に知っている歴史上の人物が出てきます。今回は田村意次です。田村意次は悪老中のイメージが強いですがこの小説では意外にそうでも無いですね。

今日の所感:今村翔吾は面白い!!
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