社会保険労務士の山口剛志先生は講義の中で『経営の両輪は「資金と人」です』おっしゃっていました。私も本当にそう思います。職人であれば自分の技術と資金さえあれば事業の継続は出来ます。しかし、「経営とは人を通してことを成すこと」なので経営者には必ず「資金と人」が必要となります。特に昨今の人手不足、と言うより採用困難時代にはますます人の重要性は高まってきていると思います。
しかし、まだまだ多くの中小企業ではこのことに気づいていない三流アホ経営者が多いように感じます。
- 今でも人を安く使いたいと思っている
- 同族を優遇して社員を単なる使用人と思っている
- 人に投資するお金を自分の乗る車にお金を使う
- 労働法や労働環境の勉強をせずにアホな頭の価値観で雇用関係を判断する
有給休暇を取らせない、未払残業の定義も知らない(9時始業の会社で8時45分にきたら15分の残業手当を支払わなければならない、昼休憩に電話を取らせればその時間は労働時間)などなど - 法定休日が110日を下回っている
- 労働時間を1日7時間45分などにして休日を減らそうとしているセコい三流アホ経営者
- 職場環境の改善努力をしない三流アホ経営者
上記のような会社には日本人が働きに来ないので外国人に労働力を求めていきます。こんな会社の経営者は仕事がきつい業界なので日本人が採用できないと言います。しかし、私は経営者に能力が無いから日本人が採用出来ないように見えます。同じ業界でも立派に日本人だけで経営をしている会社もあるのです。
経営において人はお金と同じようにとても大切な経営資源なのです。
今日の所感:社員の働く環境の改善に努めましょう!!