最近はパワハラ・セクハラが話題になっています。私は社長として社員を教育していく上ではある程度のハラスメントは必要ではないかと思っています。あまりにも世の中でハラスメントが騒がれているので社長はじめ管理職がハラスメントを恐れるあまりに社員教育を躊躇っているように思います。いや、ハラスメントを口実にして社員教育を放棄している社長すらいます。例えば下記のような場合には厳しくしかる必要があります。
- 何度も何度も同じようなミスをする
- 会社のルールを守らない
- 病気などを理由に欠勤や遅刻が多い
→これを言うと病気だから仕方がないと思われるかもしれませんが就業規則に社員は健康で働くことという義務が課せられている会社が殆どだと思います。だから、病気であれば休職して病気を治してから働くべきです。 - 社員間でトラブルを起こす
などなど
反対に社員の方も知識不足のために何かあるとすぐ「これはパワハラじゃないですか?」とか「あれはセクハラじゃないですか?」と言います。経営者や管理者も社員ももっとパワハラ・セクハラの正しい知識を持たないと社員教育ができないようになってしまっています。
社内では定期的にハラスメント研修をすべきだと思います。SMCグループでは社労士法人とうかいの小栗社労士に定期的にハラスメント研修をしていただいています。
さて、同じように面接時や社員面談で聞いてはいけないことで疑問に思うことがあります。「家族構成を聞いてはいけない?」こんなことを言う社労士は知識不足です。我々経営者は家族構成を聞いておかないと社員の家族に何かあったときに業務で配慮できなくなってしまいます。例えば、子供が幼ければ熱が出て休むことがあるだろうなと想定して採用します。家族にお年寄りがいれば介護が必要になるかもしれないなあと思って在宅勤務など介護に配慮した業務をしていただくようにします。
私は業務の必要上家族構成などのプライベートのことを聞くのは当たり前だと思っています。社員の働きやすい環境を作るためには家族構成を聞く必要があります。
以上の通り、ハラスメントやプライベート情報は聞いてはいけないということに捉われていては社員教育及び社員の働きやすい環境を作ることは困難です。
