「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)
毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。
今回、ご紹介する書籍は『稲盛和夫の哲学』 稲盛和夫著 PHP文庫です。
私の尊敬する経営者の一人である稲盛和夫氏が8月に亡くなってしまいました。私の尊敬する経営者は稲盛氏の他に日本電産の永守氏、ソフトバンクの孫氏、ユニクロの柳井氏です。ところが稲盛氏以外はことごとく事業承継に失敗しています。それだけ強烈な個性で会社を引っ張ってきた名経営者の後を継ぐことは大変だろうと思います。ところが私の尊敬する経営者の中で稲盛氏だけは事業承継を上手く行っています。
そこで、稲盛氏の何処が他の尊敬する経営者と違うのかを考えてみました。稲盛氏のアメーバ経営とか学ぶことが多いと思いますが、これらのノウハウ的なことは永守氏たちにも多くのノウハウがあります。やはり、稲盛氏は他の私の尊敬する経営者と大きく違うのが経営ではなく人生の哲学が違うように思います。
そこで、過去に読んだ書籍ですがもう一度「稲盛和夫の哲学」を読み直してみました。内容は宗教的と思われる内容ですが、この書籍を宗教的と思う人は恐らく一流の経営者にはなれないと思います。特に日本人は目に見えない世界のこと、科学で証明できないことを毛嫌いする傾向があります。科学なんて自然界の殆どのことがわかっていないのに。
しかし、この書籍で稲盛氏の哲学が改めてよくわかりました。経営者として読むというより、一人の人間として読んでみると価値ある書籍だと思います。
今日の所感:やはり、稲盛さんは凄かった!!