「強運読書８６」

「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録（佐藤一斎）

毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。
今回ご紹介する書籍は『幸村を討て』　今村翔吾著　中央公論新社です。

私は歴史小説が大好きです。司馬遼太郎、海音寺潮五郎、吉川英治など大好きです。時代はやはり幕末より戦国時代が好きです。大好きな武将は織田信長と上杉謙信です。当然、大河ドラマも大好きです。最近の「真田丸」も面白かったです。

さて、今回の「幸村を討て」はストリー展開が最高です。過去の小説の中で秀逸だったと思います。この書籍は５００ページ以上あります、とても読み応えはありますが次々と読みたくなるほどストーリーにのめり込んでしまいます。
まず、小説を読み出して１００ページも読まないうちに何と大坂夏の陣で幸村が討たれてしまいます。「え～っ・・・」、この先のストーリーはどうなるの？と心配になりました。ところがここからが本当に面白い展開になっていきます。

真田家は真田昌幸：父、真田信之(幸)：長男、真田幸村(信繁)：次男の家族構成で当然、書籍の題名の通り、幸村が主人公と思って読んでいきますと最後でどんでん返しです。今までの真田を題材にしたストーリーも殆どが幸村が主役でした。
ところがこの書籍は題名が「幸村を討て」なのに主役は「信之」なのです。これ以上解説するとこの書籍の面白みを失ってしまうので止めておきます。でも、言いたいので信之vs家康の戦いは見物ですよ。

是非、読んで下さいね。