「完璧を目指すの?」

このブログは完璧主義の経営者に読んでいただきたいです。もともと、いい加減な経営者、8割ぐらいで満足する経営者には読んで欲しくないですね。何故なら、そのいい加減さにお墨付きを与えられたように思う三流アホ経営者が出てしまうからです。

私はもともと完璧主義です。何かをやり始めたら完遂するまでやりきらないと気が済みません。
また、自分がやったことでミスがあると次は絶対にミスしないようにします。それも「ミスしないようにしよう」などという精神論で解決しないようにしています。どんなに自分の意識が低いときでも必ずミスしないように仕組化します。
以上のようなことは私個人の長所であると思っています。

ところがこの完璧主義の長所は組織においては長所では無く短所になることがあります。
経営とは「人を通して事をなすこと」です。決して、経営は自分一人ではできないのです。必ず、他人が組織の中にいます。自分の完璧主義を多の人に要求してもまずできないのです。私も自分の完璧主義を他人には真似できないことはわかっています。そこで、できないことを前提にマニュアルやチェックリストなどを整備して完璧主義に近づけようと努力をしてきました。
そして、組織の人数が30名ぐらいまでは私の目が届くのでこの手法はとても有効に機能していました。ところが組織が50名を超えてきた頃からこの手法に綻びが出だしてきました。マニュアルやチェックリストを無視して処理する社員の出現、マニュアルやチェックリストの意味が理解できない社員の存在などです。
30名ぐらいまではこんな社員は排除すれば済んでいたものが、組織が大きくなってきたことと働き方改革でこのような社員にも残ってもらわなくてはいけない事態になってきました。

そこで、最近感じることは今までの組織では考えられないようなミスが出ることを想定して経営することの必要性を感じています。
以前はこんなミスが出るのはSMCの恥だからゼロにしなければならないと思って様々な対応策を講じてきました。しかし、今はこんなミスは減らさなければならないと思って様々な対応策を講じる必要性を感じています。
組織において完璧は実現するものでは無く目指すべきものです。トヨタでもリコール車は出る!!

今日の所感: 水清くして魚棲まず!!

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さあ、今日もツイてツイてツキまくり、大成功するぞ!!
西田文郎先生を師と仰ぐ 強運会計士 曽根康正

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