「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)
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「金利上昇」に勝てる経営
〝大競争〟を生き抜く工夫と心構え 高い利益を生み出し、財務体質を強化! 経営の「精度」をいかに高めるか? 普通の会社にも倒産の危機が訪れる時代 銀行は掌返しで〝貸し渋り〟 気が付けば、借金返済に追われる〝怖さ〟! ★日銀はどこまで金利を上げ...
今回紹介する書籍は「金利上昇に勝てる経営」 小宮一慶著 ビジネス社です。
この30年間はデフレ経済で物価も上がらず金融緩和政策で金利も低い、低いと言うより金利がないあるいは全く意識しなくても経営ができた時代でした。そんな時代が終わりインフレで金利上昇する経済が既に始まっています。このことに気づいていない三流アホ経営者が世の中には一杯います。そんな三流アホ経営者というかゾンビ企業に警鐘を鳴らしているのがこの書籍です。
この金利局面で要注意の企業は在庫が多い会社です。在庫が多くて借入金が少なければ良いのですが私の知っている限り在庫の多い会社は得てして短期借入金が多いものです。このような会社が金利上昇局面で最も危険です。
日本は供給過剰で価格が上がらない状況です。特に借金が多く在庫も多く、経営の努力をしない三流アホ経営者のゾンビ企業がいるので供給過剰となっているのです。雇用調整助成金などの給付金を受けたり、コロナ融資などで潰れるべき中小企業が未だに生き残っているのが日本経済が良くならない一番の原因です。はやく、金利が上がってゾンビ企業がこの世からなくなってしまうと日本経済はとても良くなります。
これは私の私見ですが現在の支払利息を3倍にするつまり今の金利が3倍になっても経常利益が黒字の会社は生き残れると思います。そうではない企業はゾンビ企業として消え去っていくでしょう。
今日の所感:ゾンビ企業は早く消えてください!!