「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)
毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。
今回ご紹介する書籍は『銀行仕置人』 池井戸潤著 双葉文庫です。
この書籍は私が大好きな小説家である池井戸潤さんの著書です。
この書籍は半沢直樹と同じように小説の舞台は銀行です。金融機関出身の池井戸潤さんらしい小説です。ストーリーも水戸黄門的で痛快です。主人公が苛められ続けて、徐々に反撃に出て最後は大逆転で悪者を退治するというお決まりのストリーので安心して読むことができます。
更にヤミ金が登場してヤミ金の恐ろしさも痛感できるので勉強にもなります。
しかし、池井戸潤さんの小説を読んでいると金融機関が如何に内向きの組織なのかがよくわかります。お客様無視、自分の出世が第一、私の地元の金融機関そのものです。
お客様のために仕事する人は出世せず、ミスがなく内部の人の評価が高いと出世するという最低の組織です。
しかし、それでもクズのような金融機関も世の中では必要なのです。
金融機関は頼るものではなく活用するものなのです。
今日の所感:金融機関との付き合い方を見直しましょう!!