「強運読書89」

読書

「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)

毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。
今回ご紹介する書籍は『総理にされた男』 中山七里著 宝島社文庫です。

この書籍は今年の誕生日に可児設備の可児社長からお酒と一緒に贈っていただいたものです。題名からしてコミカルな書籍だろうなと想像して読み始めました。
最初のうちはコミカルでしたが途中から俄然面白くなり、「政治とはこんなものなんだ」「政治家は欲得にまみれているなあ」「一方、政治家も純真な心があるんだな」・・・普段あまり政治に興味の無い私でもかなり政治に興味を持ちました。

さて、この書籍を読んでみて後書きに池上彰氏も書いているように替え玉の総理の行動やスピーチは青臭いが本来の政治家のあるべき姿を映し出していると思います。本当にこんな総理または政治家がいたら素敵だし、日本国はもっともっと良くなっていると思います。
やはり、現在では2世議員・3世議員がドンドン増えてきています。この理由は世襲政治家からすると甘い汁が政治にはある、そしてそれに群がる支持者にも甘い汁があるから大きな問題なのです。更にその三流アホ政治家を自由に使いこなし国家を動かしていると思い上がっている官僚たち、そして、適当に政治家を選んでいるあるいは選びもしない私利私欲を追求している国民にも大きな問題があります。

私の知る限り、リーダーシップのある総理大臣は10年に一人ぐらいしか出てきません。私の記憶では田中角栄、中曽根康弘、小泉純一郎、安倍晋三ぐらいだと思います。
個人的には小沢一郎氏にも総理大臣をやって欲しかったと思っています。本当に彼の著書である「日本改造計画」の通り、実行すれば日本国は本当に良くなっただろうと思っています。しかし、既得権益を守ろうとする族議員や官僚組織を打破するには相当なリーダーシップが必要です。今の政治家を見ていると誰がやっても駄目だろうね。

今日の所感: 出てこい加納慎策のような総理大臣!!
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