「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)
毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。
今回ご紹介する書籍は『林原家 同族経営への警鐘』 林原健著 日経BP社です。
この書籍も強運経営者塾ミズ組の杉浦社長から聞いて購入したものだったと思います。先週推薦した「破綻」の著者 林原靖氏の実兄のである林原健氏の著書です。林原健氏は倒産した林原の代表取締役です。林原靖氏の「破綻」では粉飾という犯罪がオブラートに包まれていたのと粉飾をしたことへの反省はあまり感じられませんでした。
ところが林原健氏は粉飾の犯罪性、それを弟に任せきっていた責任の重さを痛感しているようです。
しかし、この書籍で気になることが二つあります。
一つ目は林原健氏自ら言っているように代表取締役であるにもかかわらず決算書も見ずにすべてを弟の林原靖氏に任せていたこと
2つ目は代表取締役である社長の役割は研究開発テーマを決めることのみしかやってことなかったことです。
それも研究開発テーマを決めることに専念していたために出社は5時間程度と無責任すぎる感じがしました。
しかし、弟の林原靖氏の言い訳がましい書籍と違って自分の責任の大部分を認めていることについては「破綻」よりは清々しさを少し感じることができました。
いや~、この2冊を読んで同族経営は使い方次第で良くもなり悪くもなることを痛感しました。
今日の所感:要注意、同族経営!!