「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)
毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。
今回ご紹介する書籍は『永守流経営とお金の原則』永守重信著 日本経済新聞出版です。
この書籍は社労士法人とうかいの久野社労士から勧められて購入しました。この書籍の前に「成しとげる力」を読んでいたのでこの書籍の位置づけがはっきりしました。永守流経営の「精神的側面」が「成しとげる力」に書かれています。一方、この書籍は永守流経営の「技術的側面」がふんだんに書かれています。
この書籍の帯には「50年、体当たりで会得した財務と資金繰りの本質」とあります。この書籍を読んだ私の親友がこんな発言をしました。「何だ、曽根の考え方の基本は永守さんの真似なんだ!!」と言われました。それに対して、私は「永守さんが私の真似をしている」と言い返しました。
決して、私は永守さんの真似をしているわけでもなく、40年近くの公認会計士として数千の会社の経営を見てきて行き着いた考え方を講演で話したり書籍にして出版したりしています。当然、永守さんも私の真似をしているわけではありません。私の結論は経営を究極まで突き詰めていくと結論は同じところに行きつくということです。
私の尊敬する人は日本電産の永守氏、京セラの稲盛氏、カリスマコンサルタントの一倉定氏、コンサルタントの小宮一慶氏、それ以外にも舩井幸雄氏、中村天風氏です。
これらの尊敬する人は表現方法は違いますが言っている本質は殆ど一緒だと思います。
本当に人間は面白いと思います。正しいこと・不変なことは究極的には誰が言っても同じなのですね。
是非、今回の「永守流経営とお金の原則」と私の「社長の覚悟」を読み比べてみて下さい。多くの共通点を見出すことが出来ると思います。