「潰れる努力」

京セラの稲盛氏の成功方程式です
  考え方  ×  能力  ×  熱意
(-100~ +100)×(0~ +100)×(0~ +100)

この成功方程式で一番重要なのが考え方です。考え方にはマイナス100からプラス100まであります。考え方が(マイナス)間違っていると能力があればあるほど、熱意があればあるほど結果が悪くなります。

これを経営に当てはめてみると中小企業の経営者は能力は大したことはないと思いますが熱意はそれなりに持っていると思います。ところが考え方はマイナスの人は多くいます。
考え方がマイナスの経営者の共通点を挙げてみます。

  1. 上手くいかない理由を人や環境の所為にする
    例えば、売上が下がっているのは新型コロナの所為、利益が出ないのは円安の所為などなどです。
  2. 情報不足
    日経新聞を読まないあるいは読んでいても興味がある記事しか読まない、書籍を読まないなどなど、情報を収集しないので考え方が無意識のうちにマイナスになってしまいます。というより、情報不足のために正しい意思決定ができないのです。
  3. 意思決定が遅れる
    勉強不足で情報が不足しいているために危機が迫っているのに気づかず、意思決定を先延ばしにしています。特に多いのがチャレンジすることもやりませんが、撤退すべき時に撤退できずだらだらと赤字を垂れ流してしまいます。

このよう考え方の人が考え方がマイナスの人です。中小企業経営者の半分以上がこれに当てはまります。こんな人が私の周りにも沢山います。
いくらアドバイスをしても聞かない、すぐに行動しない、未熟な能力で間違った意思決定をしている人達がいます。

しかし、こういう人のタチが悪いというか救いようがないのが自分はプラスの正しい考え方をしていると思っていることです。
これらの人たちを見ていると一生懸命潰れる努力をしています。ここまで行くと憐れです。

今日の所感: 潰れる努力をしている経営者が多くいます。
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