「強運読書173」

読書

「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)

毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね

戦国武将伝 西日本編
戦国武将伝 西日本編

今回紹介する書籍は「戦国武将伝西日本編」今村翔吾著 PHP研究所です。
「戦国武将伝東日本編」に続いての著書です。東日本編が岐阜県や愛知県までの23都道県でしたので今回は西日本の24府県です。東日本編には織田信長、徳川家康、武田信玄、上杉謙信、今川義元、伊達政宗、真田信幸など大河ドラマでおなじみの武将が出てくるのでとても親しみやすかったです。
しかし、西日本編の武将は少しマイナーになってしまいます。それでも豊臣秀吉、足利義昭、島津義弘、長宗我部元親、毛利元就、石田三成などの武将が出てきてとても面白かったです。

秀吉が三成を見いだした「3杯のお茶」は有名ですがこの書籍では今村翔吾らしく「4杯目のお茶」になっています。
秀吉が4杯目のお茶を三成に所望したときの三成の答えが最高です。流石です。

今村翔吾氏の歴史小説や時代小説は我々が知っている歴史の知識を一捻りしてあるのでとても楽しく読むことができます。
その一捻りが意外な捻り方なので「う~ん、なるほど」となります。

しかし、47都道府県の武将47人を登場させてちょっとした史実に基づいてとても楽しい独自の小説に仕立て上げる今村翔吾氏の才能には感心します。
今村翔吾氏はまだ39歳です。司馬遼太郎氏を超える歴史小説家になって欲しいと思っています。

今日の所感:今村翔吾氏は司馬遼太郎氏を超えるのでは?
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