「強運読書133」

読書

「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)

毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。

今回、ご紹介する書籍は『ロシアについて 北方の原形』 司馬遼太郎著 文春文庫です。
この書籍は沖永良部島旅行の途中で持って行った書籍を読み切ってしまったので那覇空港で購入した書籍です。司馬遼太郎の歴史小説は大好きで沢山読んできました。でも、この書籍は歴史小説では無くどちらかというとエッセイですね。この書籍は何と1989年初版なのでソ連の頃の書籍なのに書籍の題名にロシアがついていることが面白いですね。この書籍を読めば何故、世界から嫌われるロシア人・ロシア国家出来上がったのか、歴史上のロシアと日本の関係などがとてもよくわかって面白かったですね。

そして、更に今回のウクライナ侵略のロシアの基礎となる考え方や国民性などもよくわかりました。そして、ロシアからすると北方四島とモンゴルが同じ位置づけなのがとても面白い発想で勉強になりました。特に日本が単に「北方四島を返還しろ」と言ってもロシアは逆にかたくなになるだけと言っています。

私の個人的な感覚からするとロシアはアラスカをアメリカに金銭譲渡をしたことを考えると返還では無く金銭譲渡を受ける方が現実的のような気がします。返還という大義名分を捨てて金銭譲渡という実質的な結果を取った方が良いように思います。

この書籍でロシアのウクライナ侵攻の動機が少しわかりました。

今日の所感:ロシアのウクライナ侵攻の動機を知りたい人は是非読んでみて下さい。!!
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