「強運読書７５」

「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録（佐藤一斎）

毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。
今回ご紹介する書籍は『社労士･弁護士の労働トラブル解決物語』　堀下和紀他３名共著著　労働新聞社です。

この書籍は強運人事労務塾のグループチャットの中で杉浦製陶の杉浦社長がアップいていました。とても、面白そうなので購入して読んでみました。

昨今、政府の愚策である働き方改革で社員の働き方がとても難しくなってきました。経営において売上、利益、資金などと同じぐらい重要なのが人事労務になってきました。
いや、それ以上に重要なのかもしれません。私の持論は「経営とは人を通して事をなすこと」なので人事労務が重要なのは当たり前なのです。

ところが中小企業経営者は人事労務の労働法に無知なために
必要以上に恐れて巷の都市伝説に振り回されている人：例えば社員を叱るとパワハラになる、社員は採用してしまうと解雇できない、社員の不利益変更には社員全員の同意が必要などなど、
一方、無知なために労働法を全く無視する人：有休を取得すると賞与カットをする、正社員とパートで通勤費の金額が違う、早朝出勤や昼休みに電話番をさせても残業手当を支払わないなど・・・。

ところが労働法をキチンと理解すれば、もっともっとできることがある、あるいはやってはいけないことがあるなど、多くの気づきがあります。特にこの書籍は労働トラブルの核心を突いており、かつストーリー形式で書かれているので簡単に読めて理解が深まります。お勧めですよ！！