「中小企業の生産性向上」

地場産業の経営者を見ていると情けなくなってきます。とにかく何もしない、50年前からの技術で未だにタイルの製造をしています。国内市場は30年前からほぼ変わっていないにもかかわらず市場は中国製品が席巻しています。そして、地場産業の生産量はこの30年で1/10になってしまいました。
私の書籍「社長の覚悟」の前書きにあるように「やるべきことをやらずにやってはならないことをやり続けた」結果がズバリ出ています。

リーマンショックが来ればリーマンショックの所為、東日本大震災が来れば東日本大震災の所為、新型コロナショックが来れば新型コロナショックの所為にして、自らは何もしない。
受注量が減少すれば生産設備の窯を止める。(設備産業で絶対やってはならないことですが三流アホ経営者は令和を昭和の時代と同じと勘違いして窯を止める愚行をやっています)
単なる三流アホ経営者です。

さて、三流アホ経営者の業界はさておき、日本の中小企業は生産性の向上に対して何も対策を打たずに平々凡々と生きています。いや、生産性の向上の必要性すら理解してないような気がします。
私は中小企業といえども

  • 新規製品・新規市場開拓によって新規の売上を増やすこと
  • 既存の商品(製品)についても生産性を向上させて付加価値の拡大をすること

は必須だと考えています。できるできないではなくできなければ市場から退場すべきです。いや市場から退場させるべきです。

SMCグループでは新規市場の拡大を新型コロナショックを契機に全国へ広げました。また、社員全員にアップセルを意識させて新たな売上増加をさせるようにしてきました。RPAを活用して直接生産性向上にも取り組んでいます。 このお陰で年率20%以上の成長は維持できています。
通常、中小企業は社員の新規採用 → 売上の拡大 → 生産性の向上 → 付加価値の増大 → 社員の給料アップの循環で組織は成長していきます。
まあ、人が辞めたら採用するとか少数精鋭で自社は行くんだと言っているようなおめでたい会社はいずれなくなっていくんでしょうね。

今日の所感: 中小企業こそ、生産性向上をしましょう!!
タイトルとURLをコピーしました