「不況さらによし」

松下幸之助翁の言葉に「好況よし不況さらによし」という言葉があります。この言葉の意味は好況時にはどの会社も業績が良く、会社にはほとんど問題がないように見えます。ところが、不況になると底力がない会社は一気に業績が悪くなります。
つまり、底力のない会社に好況時には気づけなかった問題点を不況時に気づかせてくれるのです。言い換えれば、不況になったからこそ問題点に気づくことができるのです。そして、その問題点を解決して改善すれば会社はさらに良くなっていくということでしょう。

今回の新型コロナショックで売上が下がって業績を落としている会社も多いと思います。
しかし、このコロナ禍でも業績を大きく伸ばしている会社もあります。特にコロナで大打撃を受けている飲食業や観光業でも業績を伸ばしている会社があるのです。

不況下でも業績を伸ばせるか会社と伸ばせない会社の差は変化への対応が事前にできているかどうかです。
変化への対応とは

  1. 財務内容が強固であること
  2. 3年後の売上を上げるための種蒔きができている
  3. もともと固定費の削減ができている(損益分岐点比率が80%以下)

などです。

新型コロナショックで売上が下がってなかなか回復しない会社は上記の3つのことが実践できていない証拠です。

さて、ここからが重要です。この業績が回復できない状況で2つの選択があります。
1つはコロナのような不可抗力的な災害は自社のせいではないのでコロナが過ぎ去ることをじっと待つという選択、つまり何もしないということですね。
もう1つは業績が落ちて時間は充分あるので、財務体質を強固にするための手をうつ・3年後の売上を作るための種蒔きをする・固定費削減の手をうつなど会社を強固にするための手を次々と打つことです。

上記の後者のようになれば不況も有難いことですね。好況の時は気づくことが出来なかった問題点が明らかになり。更に好況時には忙しくて打てなかった手を不況時には打てるのです。

まさに「好況よし不況さらによし」です。

今日の所感:不況の時だからこそやるべきことがある!!

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さあ、今日もツイてツイてツキまくり、大成功するぞ!!
西田文郎先生を師と仰ぐ 強運会計士 曽根康正

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