「強運読書６０」

「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録（佐藤一斎）
毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。
今回ご紹介する書籍は『銀行総務特命』池井戸潤著　講談社文庫です。

今回は大好きな池井戸潤の小説です。池井戸潤の小説は気楽に読める反面、ドキドキしながら最後は正義が勝つ水戸黄門風の展開が楽しいです。

この書籍は８つの短編集ですが登場人物は同じなのでとても読みやすく仕上がっています。最後の８つ目の短編は「ペイオフの罠」です。久しぶりにペイオフという言葉に出会いました。２０年以上前にはペイオフが話題になりました。私も預金がペイオフで１０００万円までしか保護されないので預金を複数の金融機関に振り分けたものです。

いずれにしても池井戸潤さんは金融機関出身なので金融機関を舞台に展開される内容は具体的で楽しいですね。特に小説の内容が事実なのでは？と思って読むとさらに面白くなりますね。
特に短編の「官能銀行」は少しエロくてワクワクドキドキしますよ。是非、気楽に読んでみて下さいね。