「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)
毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。

今回紹介する書籍は「名将言行録を読む」 渡部昇一著 致知出版です。渡部昇一というと少し右寄りの感じがしますがこの書籍は全く右寄りではなく歴史上の人物を興味深く解説しています。もともと文藝春秋社の創業者の菊池寛が編纂した「評注名将言行録」を底本としています。
私は経営者として歴史に学ぶことが大好きです。
ドイツの鉄血宰相ビスマルクは「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と言いました。
「愚者」は自分で失敗して初めて失敗の原因に気づき、その後同じ失敗を繰り返さないようになるという意味で、これでは経験したことからしか学べない。
それに対し、「賢者」は自分が経験していないことも先人たちが経験したこと、すなわち歴史を学ぶことで多くの経験を身につけることができるということです。
賢者は過去の他人の失敗から学び、同じ失敗をしないようにするというわけです。
歴史を学べば学ぶほど本当にビスマルクは正しいと思えてきます。
この書籍では29名の歴史上の人物が出てきます。北条早雲に始まり、上杉謙信、武田信玄、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などの有名人から鍋島直茂、戸次鑑連などのあまり有名ではない人物も出てきます。いずれも歴史上、名を残した人物なのでこの書籍を読めばどのような場面でどのような意思決定をして成功したのか失敗をしたのかがよくわかります。
ビスマルクの言うとおり、この書籍を読めば賢者としての経営者になれることは間違いありません。ただし、読んだだけではダメで実行しなければ賢者にはなれませんよ。