「強運読書24」

「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)
毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。
今回ご紹介する書籍は高杉良著の「落日の轍」です。高杉良氏はいつも取材により事実をもとに経済小説を書いているのでとても興味深いですよ。

この書籍を読むと、何故、以前はお互いに肩を並べていた日産がトヨタに大きき引き離されていったかがよくわかります。トヨタの頑張りも当然ありますが、日産経営者のレベルの低さには驚きますね。

社長である川又氏と労組組合トップの塩路の癒着で大きく下降線をたどっている中に新社長である石原氏が塩路と対峙して更に業績を落としていく様は危機感を欠いた三流アホ経営者の中小企業経営者と変わらないと思いましたね。

私は以前、新聞で塩路氏の記事やコメントをリアルで何度も見たことがあります。記憶は定かでありませんが塩路天皇とか書かれていたように思います。
労組のトップが経営に口出しするような会社は衰退しますね。

更に後書きにカルロス・ゴーン氏のワンマン経営と不正を生む体質に言及されているので真実かどうかかわかりませんが楽しく読めました。
是非、情報収集のつもりで読んでみて下さいね。

今日の所感:経営者は危機感がないと業績を落としますよ。

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