「強運読書18」

「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)
毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。
今回ご紹介する書籍は私の人生を変えたと言っても過言ではない書籍です。それは「稲盛和夫の実学―経営と会計」です。

ご存知の通り、稲盛氏は京セラを創業し、第2電電(現KDDI)も創業し、JALの再建もされ、その偉業を成し遂げた稲盛氏の言葉は本当に重いです。
書籍のまえがきで「私の考える経営の要諦、原理原則を会計的視点から表現したものであり、少し過激な表現であるが、『会計が分からんで経営ができるか』という思いで出版させていただいた。それは混迷する時代に血を吐くような思いで叫んでいる私の叱咤激励であることをどうか理解いただきたい。」

中小企業経営者で「私は数字に弱いんで…」という者がいます。私には数字に弱いのではなく単に頭が弱いだけでしょと思います。
また、「決算は会計事務所に任せている」という者もいます。決算を会計事務所に任せるということは稲盛氏流に言えば経営を会計事務所に任せると同義です。あなたの会計事務所に経営を任せて大丈夫ですか?経営が分かる会計事務所なんて殆どないと思います。

その他にも「人間として何が正しいのか?」「時間当たりの付加価値」「公明正大な経理」などなど、この書籍から現在のSMCグループの経営に取り入れている内容は本当に多くあります。
20年以上前に出会った書籍ですが今でも色褪せていませんね。

今日の所感: この書籍は是非、読んでみて下さい。

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