「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)
毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。
大盗禅師 (文春文庫 し 1-104)
徳川幕府の転覆と明帝国の再興を策して、怪僧と浪人たちが暗躍する。全集にも未収録の伝奇ロマン長篇が文庫で復活!
今回紹介する書籍は「大盗禅師」 司馬遼太郎著 文春文庫です。この書籍は昨年、強運経営者塾で司馬遼太郎記念館へ行ったときに購入したものでした。
この書籍は週刊文春に1968年~1969年にかけて掲載されたものを単行本にしたものです。500頁以上のかなり長い小説です。
この小説は司馬遼太郎の有名な小説とは一線を画す小説で、まず、主役は歴史上有名な人物ではありません。更に誰が主人公なのかもよくわからないのです。
時代は江戸初期で中国では明が滅び清王朝が中国を統一した頃の話です。戦国時代が終わり徳川家康が天下統一をして平和な時代が来たために多くの武士が浪人となって不満を募らせている時代でした。そんな時代に謀反を計画する人物を中心に小説が展開していきます。
小説の終わり方もふ~んという感じでした。
私流にはこれは歴史小説ではなく時代小説でした。
今日の所感:司馬遼太郎のこんな小説は初めてでした!!