「何故、SMCグループの代表だったのか?」

35年間SMCグループ代表を務めてきました。
何故、代表を続けてきたのか?これを考えていたら自分はSMCグループの代表をやっていなかったら何をやっていたんだろうと考えてみました。
24歳で公認会計士試験に合格してから公認会計士の仕事をやり続けてきましたのでそれ以外のことを考えることはなかなか難しいです。
「公認会計士になっていなかったら?」別の機会に考えてみたいと思います。

さて、公認会計士試験に合格してから専門学校講師を経て監査法人に就職しました。監査法人では監査を中心に仕事をやっていました。
しかし、その監査は嫌いでつまらない仕事だなあと感じながら税務部門、国際部門、コンピュータ部門のお手伝いを時間外でしていました。興味を持ったのが税務とコンピュータでした。
そして、上司との人間関係が上手く行かなくなり監査法人を辞めたいと考えるようになりました。

そして、監査法人を5年で退職したのは自分の中では「監査が面白くない」「人間関係が上手く行かない」という理由で思いついてから3ヶ月ほどで退職しました。全く準備をしていない退職でしたので顧問先ゼロから税理士業務を中心とした会計事務所として独立開業しました。
やはり、監査も面白い仕事ではありませんでしたが税務も私には面白い仕事ではありませんでした。そこで、経営者相手のセミナー・塾、コンサル、先行経営(MAS監査)などをやってきました。
会計事務所の経営基盤である税務を人に任せて自分は自分の好きなことを選んだ結果でもありました。

さて、これらの振り返りで私はあることに気づきました。まず、監査法人の退職理由が「監査が嫌い」「上司と合わない」、独立開業後は好きなことを自分でやって他のことは社員に任せるということをやってきました。
ここで気づいたことは私はSMCグループの代表を自分から目指してやっていたのではなく自分の嫌なことを避けているうちにSMCグループの代表になっていたということです。監査法人で監査をやり続けるサラリーマンができない、独立開業してからも税務業務をやりたくないなど「やりたくないことを避けているうちに選択肢がSMCグループの代表」だったのです。
だからSMCグループの代表は好きでなったのではなくこれしかできなかったというのが正解なんだと思います。
そして、私はSMCグループの代表以外何もできなかったということです。

今日の所感:あなた何故、今の仕事をしているのですか?
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