「強運読書227」

読書

「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)

毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。

わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 (光文社新書)
「わからない」ことよりも、「わかったつもり」でいることの方がはるかに問題だ! 理解力・読解力を磨くための一冊。 後から考えて不充分だというわかり方を「わかったつもり」とこれから呼ぶことにします。 この「わかったつもり」の状態は、ひとつの「わ...

今回紹介する書籍は「わかったつもり 読解力がつかない本当の原因」 西村克彦著 光文社新書です。
この書籍は10年ほど前にSMCグループから独立開業したQGMの渡邉社長からのお歳暮です。

SMCグループでも10年ほど前まではお中元・お歳暮としてお客様に書籍を贈っていました。私が半年間の間に読んだ書籍で最も良い書籍を贈っていました。当時は300冊位を送っていたと思います。
ところがお客様と話をすると殆どのお客様が贈った書籍を読んでいないのです。贈ることが馬鹿馬鹿しくなって止めてしまいました。
しかし、QGMの渡邉社長はこれを続けているから素晴らしいですね。

この書籍を読んで自分も本当はわかっていないにもかかわらずわかったような気になっている=「わかったつもり」になっている自分を突きつけられます。何故、「わかってるつもり」になっているかというと「だいだいわかった」、「いろいろある」等、自分のスキーマを総動員して本当は深く理解していないにもかかわらず、自分で納得したことにしてしまいます。

「わかったつもり」からの脱出法は「わかったつもり」は実は「わからない」に等しい、わからないからもっと深くよく読んでみる、するとこれもわかったつもりなのです。これを何度も繰り返しているうちに真によくわかるようになります。
理屈っぽい書籍ですが心理を突いていると思います。

今日の所感:わかったつもりは実はわからないこと!!
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