「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)
毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。
企業化する士業と、勝者のメンタリティ
日本有数の士業グループ「SATOグループ」はじめ多くの事務所の考え、取り組みなどを抽出し、さまざまな角度から、士業の仕事とトップ経営者のビジネスの在り方を知れる一冊。
今回紹介する書籍は「企業化する士業と勝者のメンタリティ」 榊原陸著 金融ブックスです。この書籍はSATOグループの佐藤良雄氏の経営に対する考え方を書いたものです。
SATOグループは国内最大級の社労士法人を中心とする士業グループで上場会社も2社あります。(キャリアバンクとエコミック)
さて、この書籍は佐藤先生と昼食することになって佐藤先生のことをよく知りたいと思って社労士法人とうかいの久野社労士から勧められて読んだものです。この書籍は士業だけではなく一般の経営者が読んでもとても勉強になります。
佐藤先生と私の考え方は80%程度は同じですがこの書籍を読んで自分にない考え方を紹介しますね。
- 事務所組織
・当てになる人材は属人化させる
・当てにならない社員は幹部の下で業務の共通化を図る - 経営は見えないが故に会う、見る、触る、話すことが重要
(佐藤先生にはこの考え方があるので社労士法人とうかいへ訪問したり、私のような人間とでも昼食を共にしたんですね。) - 時間の使い方 → 多くの人が誤った選択をしている
・昼食や夕食はこれからのお客様とすること
・時間もこれからのお客様のために使うこと - 士業のワンストップ化・総合化はお客様にとっての最適化ではない
- 社員の質を上げるためには良いお客様と仕事をすること
- 良いものをより安く提供すること
流石、佐藤先生です。35年間経営をやっていてもこんな考え方には行き着かなかったですね。
今日の所感:佐藤先生は凄い!!