「強運読書192」

読書

「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)

毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。

庶務行員 多加賀主水が許さない (祥伝社文庫)
この雑用係、何者だ!? 策謀うずまく第七明和銀行。その支店に配属された男には、裏の使命があった――。2年前、2つの銀行がしぶしぶ合併して誕生した第七明和銀行。旧第七銀行出身である会長の権藤幾太郎は、専務の綾小路英麻呂を使い、旧明和銀行出身の...

今回紹介する書籍は「庶務行員多加賀主水が許さない」 江上剛 祥伝社文庫です。

今週も先週に続いて小説です。
経済小説は池井戸潤が大好きですが江上剛もなかなか良いですよ。江上剛は第一勧業銀行出身(現みずほ銀行)です。第一勧業銀行時代は総会屋事件を経験しているそうです。
この小説は庶務行員という「多加賀主水」が様々な銀行の問題を解決していくというものです。悪を懲らしめるという意味では水戸黄門ぽい仕立てになっています。
私が池井戸潤や江上剛の経済小説が好きなのは経済や金融の知識に触れることができる上に水戸黄門ぽい痛快な終わり方が好きだからです。
特に金融機関の情報は自分は新聞などの表の情報しか知らないので小説を通じて金融機関の裏側を見ることができてとても勉強になります。

小説は架空の話ですが全く架空の話を小説にすることはできないと思っています。
池井戸潤氏も江上剛氏も共に大手金融機関出身ですからとても勉強になります。

この他にも多加賀主水シリーズは沢山あります。「多加賀主水の憤怒の鉄拳」「多加賀主水がぶっ飛ばす」「多加賀主水が泣いている」「多加賀主水が悪を断つ」などがあります。寝る前に読むのが楽しみです。またまた眠れなくなりそう!!

今日の所感:多加賀主水シリーズ面白い!!
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