「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)
毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。
今回紹介する書籍は「くらまし屋家業」 今村翔吾著 ハルキ文庫です。最近はまっている今村翔吾氏の時代小説です。
何らかの理由で現状から脱出したい人と言うより全ての過去を消し去りたい人のためにある「くらまし屋家業」。料金は高いが完全に遂行してくれます。
小説の時代は江戸時代ですが現代でもこんな願望がある人はいるのではないでしょうか?
でも、如何せん通常、現在の状態から逃避した人はお金がない人が多いのでこの「くらまし屋」に依頼することができません。現代で姿を消さないまでも自己破産をする場合でも裁判所費用や弁護士費用がかかるので一文無しになったら自己破産もできません。だから、無一文で夜逃げすることになります。
また、この時代小説では「イクサガミ」のような対決シーンが後半に出てきます。やはり、今村翔吾氏の時代小説は対戦ゲーム世代の若者をもターゲットにしているんでしょうね。
いずれにしても今村翔吾氏の小説は気楽に読める上に若干ワクワクドキドキするので大好きです。
最近、読む小説が今村翔吾氏に傾きすぎたのでたまには現代の小説を読んでみます。
今日の所感:小説でも意外に新しい発見があります!!