「強運読書252」

読書

「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)

毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。

仕事を減らせ。 限られた「人・モノ・金・時間」を最大化する戦略書
世界、国内から注目が集まる、 創業150年、地方の老舗食堂。 さらに、10年あまりで という奇跡のV字再生をたどっている。 もともとは――。 伊勢神宮近くにある「ゑびや大食堂」 どこにでもある家族経営の観光地の昔ながらの定食屋だった。 紙の...

今回紹介する書籍は「仕事を減らせ」 小田島春樹著  かんき出版 です。
私は以前、PAL研究会(https://palken.jp/)のオープンセミナーでこの著者である小田島さんの講演を聞きました。伊勢の田舎の売上1億円の飲食店を売上12億円まで拡大し社員数はほとんど変わっていないという話を聞いて本当に驚きました。具体的には多くの手作業を排除し、RPAとAIを活用して生産性を上げていったとのことでした。
私も小田島さんの講演に触発されて有料版のChatgptを利用するようになり「教えて曽根先生」や「曽根康正の決算書分析」などを作りました。今ではAIは仕事にもプライベートでも大活躍しています。

さて、この書籍は単なる飲食業だった零細企業がコロナ禍を経て飲食業だけではなく
テイクアウト事業、EC&卸売、コンサルティング事業、システム開発、講演業など多角化に成功されています。多くの飲食店が新型コロナショックで廃業や縮小に追い込まれる中、「ゑびや」は売上を伸ばし続けてきました。それは小田島さんが常に変化にチャレンジする精神があったからだと思います。この書籍を読めば小田島さんが次々とチャレンジしていることが書かれています。しかし、失敗事例が少ないので(一部最後の方で一例だけ失敗例が紹介されていますが)自慢話が多いように感じられるかもしれません。でも、その自慢話を差し引いてもこの書籍は読む価値があると思います。特に中小企業の2代目・3代目のチャレンジしない臆病な経営者には是非とも呼んでいただきたい。

今日の所感:この書籍でこれから自社の生き残る姿を見つけてください!!
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