「強運読書117」

読書

「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)

毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。

今回、ご紹介する書籍は『俄 浪華遊侠伝 上巻下巻』 司馬遼太郎著 講談社文庫です。

この書籍は加藤製作所の加藤景司社長から紹介されて読んだ本です。このブログで何度も紹介していますが私の好きな小説家は「池井戸潤、百田尚樹そして司馬遼太郎」です。

中学生の頃から国盗り物語などの大河ドラマを見て歴史を好きになり、司馬遼太郎の歴史小説を読むようになりました。司馬遼太郎の小説は歴史を面白く興味を持てるものにしてくれました。そして、小説を読んでいるとその場面場面の情景が目に浮かび小説を読みながら映画を見ているようです。本当に凄い文章作成力だと思います。

さて、そんな司馬遼太郎の歴史小説は殆ど読んでいたつもりでしたが今回ご紹介する「俄」は読んだことがなかったですね。初版が2007年となっているので意外に新しい本なんですね。もともとは昭和40年~41年かけて報知新聞に連載されていたものを司馬遼太郎が亡くなった後に文庫化されたものですね。

この書籍は幕末の任侠人の明石屋万吉が主人公ですが司馬遼太郎らしい本格的な歴史小説ではありません。任侠人の明石屋万吉の生涯を描いたものです。意外や意外、司馬遼太郎がこんな小説を書いていたとは知りませんでした。しかし、やはり、小説自体は場面の情景が目に浮かぶようであっという間に上下巻を読み切ることができました。

今日の所感:たまにはこんな小説も良いですね!!
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