「強運読書107」

読書

「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)

毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。
今回、ご紹介する書籍は『パラダイムの魔力』 ジョエル・バーガー著 日経BP社です。

この書籍も何故購入したかの記憶がないのです。このアフターコロナにとても必要なのがパラダイムシフトだと思っていたので題名をみて、この書籍を読むことにしました。

内容は結構難しいですがきちっと読めば理解できます。パラダイムシフトのわかりやすい例としては1960年代まで時計製造でリードしていたスイスが日本に負けた例は機械時計がクオーツ時計にパラダイムシフトした、アメリカの製造業が日本の製造業に負けたのはTQCをはじめとする「カイゼン」がパラダイムシフトを起こしたなど多くのパラダイムシフトの例が出てきます。しかし、過去のパラダイムシフトの例をいくら知っていても経営には役に立ちません。これから起こるパラダイムシフトを予測していち早くそのシフトに乗ることが必要です。

この書籍ではパラダイムシフトの起こし方、パラダイムシフトの乗り方などが具体的に理論展開されています。そして、面白いことにパラダイムシフトを起こすクリエーターより、そのシフトに乗って深掘りする開拓者の方が成功者になることが書かれています。

日本の高度成長期にはこのパラダイムの開拓者としての成功があったことを真実として語っています。日本はトランジスタやTQCなどを自分たちではクリエイトしてないにもかかわらずその技術を使って深掘りして発展させ大儲けをしてきました。これがパラダイムシフトの開拓者です。

さあ、これからのパラダイムシフトをいち早く見つけて(自分で想像する必要はないのです。)、開拓者となって自社の経営を発展させることができるかが鍵なのです。

今日の所感:パラダイムシフトを直感で見つけましょう。!!
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