「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)
毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。
今回、ご紹介する書籍は「ハヤブサ消防団」池井戸潤著 集英社です。私の大好きな小説家は池井戸潤、司馬遼太郎、百田尚樹、今村翔吾の4人です。今回のその中の池井戸潤氏です。池井戸潤氏の小説は度々映画やドラマになります。私は基本的には小説を読んでから映画やドラマを見るようにしています。何故かというとドラマや映画は小説に監督などの主観が入って映像化したものなので映画やドラマを見てから小説を読む気がしません。小説はもっともっと自由で私の価値観で小説を読むことができるのです。
私が読んだ「ハヤブサ消防団」と多の人が読んだ「ハヤブサ消防団」では捉え方が全く違うだろうと思います。しかし、映画やドラマは人によって捉え方は違うと思いますが小説ほど自由度がないので同質になってしまうと思います。
さて、「ハヤブサ消防団」が単行本で発刊されていたのは知っていましたが単行本は大きいので小さな文庫化されるまで待とうと思っていました。池井戸潤氏の小説であれば当然文庫化されるのは確実です。ところが文庫化される前にドラマが始まってしまいました。ドラマは見たいけど小説も読んでいないので渋々「ハヤブサ消防団」の単行本を購入して読み始めました。
私の池井戸潤氏の印象は金融を中心とした経済小説でストリーは半沢直樹のように水戸黄門的な展開が殆どだったと思います。そして、たまにミステリー小説があるという印象でした。今回の「ハヤブサ消防団」は完全にミステリー小説でした。そして、私たち岐阜県の東濃地方の方言で小説が展開されているので親近感が凄かったです。しかし、ドラマの方言は中途半端で小説の言葉とも大きく違っています。俳優の方々が方言を話せないんでしょうね。
しかし、多くのドラマでは鹿児島弁や東北弁を話しているのに東濃弁が中途半端なのは残念でした。もっと役者に徹しなさいよと言いたいですね。でも、池井戸潤氏のいつもの作品通りワクワクドキドキ感は満載でした。