「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)
毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。
今回ご紹介する書籍は『おカネの発想法』 木村剛著 日本実業出版です。
この書籍はどのような経緯で購入したかの記憶がありません。初版が2004年なのでかなり古い書籍です。私の100冊以上ある未読書籍棚から偶然手に取った書籍です。
この本を読むと「お金」の不思議さがよくわかります。例えば原価1枚数円の1万円札が1万円の価値を持つ奇跡、お金が世の中にあること自体が奇跡と言っています。お金に価値を持たせるのは「一般受容性」にあると言っています。お金とコミュニティの関係、お金と資本主義の関係、お金と株式会社、お金と個人の能力など、お金を様々な斬新な角度から検証していきます。どの切り口にしてもとても興味深く読めます。ただ、2004年発刊なのでキャッシュレスや仮想通貨などがない分、古くささを感じますがお金に関する考え方が大きく変わるので読んでみる価値はあります。
作者は日銀出身で独立して起業し、自ら銀行を作ってその後逮捕されているので今は鳴かず飛ばずの状態です。
現在の円安とインフレの足音が聞こえる現代だからこそ自らお金に対する考え方を確立して自分のお金を防衛しなければなりません。
現在では中古本しかありませんが是非読んでみて下さい。
今日の所感:お金について真剣に考えてみましょう!!