「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)
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鬼煙管 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)
「誇るべし、父の覚悟」 京都を未曽有の大混乱に陥れる火付犯の真の狙いとそれに立ち向かう男たちの熱き姿! 圧倒的反響、シリーズ全巻続々重版! 「もっともっと大きくなっていく作家だ」文芸評論家・北上次郎氏 (あらすじ) 「人も同じ、身分は違えど...
今回紹介する書籍は「鬼煙管」 今村翔吾著 祥伝社文庫です。この書籍は今村翔吾の小説の「羽州ぼろ鳶組」シリーズの4であります。「くらましや」シリーズと並んでとても面白いシリーズです。
「羽州ぼろ鳶組」シリーズは義理人情に厚い火消しが主役の小説です。今回の「鬼煙管」は火消しの舞台を江戸から京都に移しての展開です。
今回は羽州ぼろ鳶組がチームで活躍するのではなく京都の火消しとタッグを組んで話が展開していきます。江戸時代にもかかわらずカラクリや発火の仕組など意外に科学的なことも勉強になります。
実際には私は文系出身なので本当はこの小説の科学的な部分は理解できていないのですが・・・。
さて、池井戸潤の小説はストーリーの先が読めなくてハラハラドキドキしながら先へ先へと読み進んでいきます。ところが今村翔吾の小説のストーリーの展開は殆どが先々まで読めてしまいます。
でも、不思議です。ストーリー展開が読めているのに次へ次へと読みたくなるのは何故でしょうか?恐らくストーリーが読めていてもそのストーリーへ展開していく展開の仕方が予想外だから面白いのでしょうね。
今日の所感:今村翔吾氏の小説にハマっています!!