「社長の公平と不公平」

経営

世の中には何を持ってして公平と考えるのか?不公平と考えるのか?人によって大きく違います。私の個人的な感想ですが日本人は結果の公平(平等)を求めます。一方、世界の多くの国の人は機会の公平(平等)を求めます。外国では機会は公平にあるので結果は公平になっても仕方がないと考えます。日本人は結果の公平を求めます。事例としては国民年金をかけた人と厚生年金をかけた人で当然掛け金が安かったのだから年金の受給額は国民年金の方が安いのが当たり前です。しかし、国民年金では老後を生きていくのに少なすぎるという人がいます。そんなことは最初から分かっているのだから事前に準備しろよ!!と私は思います。

話がそれてしまいましたが社長が持つべき公平の感覚です。しかも、結果の平等ではなく機会の平等が必要です。私が見てきた5000人を超える中小企業の社長の多くは公平ではありませんでした。自分の30代の頃も公平ではなかったなあと思います。どのように公平ではなかったかというと自分に近い社員・自分といつも一緒にいる社員・自分と接点の多い社員の評価が高い、これらの社員の意見を多く聞いてしまう。これらの社員に自分の考え方を直接伝えてしまうなどなど、今考えると恥ずかしいぐらい不公平な経営をしていたと思います。これでは一部の社員にしか機会がないのです。

ある時に自分はひどく不公平な経営をしているなあと気づいて修正する方法を考えました。これが意外に難しいのです。自分では公平だと思って経営しているのでなかなか不公平な自分に気づけないのです。何か客観的な気づく方法がないか探してみました。そこで、始めたことは「毎日一人ずつ、社員の良いところをメモする」ようにしていきました。するとビックリするぐらい不公平なのです。私に近い人間の良いところのメモはみるみる増えていきます。しかし、私の接点の少ない社員の良いところは全く増えません。これを見て愕然としました。そして、私との接点の少ない社員の良いところを可能な限り見ようとしました。更に接点の少ない社員に意識的に声をかけるようにしました。

ここで気づいたことは「自分は公平ではない人間である」「どんなに公平にしようとしても完璧に公平にはならない」「だからこそ、公平にしようと努力することが必要」であるということです。

今日の所感:自分は公平には絶対になれない、でも公平にするよう努力すること!!

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