「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)
毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。
今回紹介する書籍は「いただきます」 喜多川泰著 ディスカヴァーです。
私の大好きな小説家である喜多川泰さんの書籍です。以前にもこの強運ブログでご紹介させていただいた「運転者」も素晴らしい書籍でしたがこの「いただきます」も秀逸です。私が通っていた中学校は浄土宗で毎日昼食をとる前に「食作法」をしていました。「本当に生きんがために今この食をいただきます。与えられた天地の恵みに感謝いたします。いただきます。」と毎日毎日唱えていました。最初の頃は毎日こんなことをやって意味があるのかと思っていましたが毎日毎日やっているとそんなことも思わなくなり当たり前のようにやるようになりました。卒業してから一度もやったこともなく、50年以上前にやっていたことなのに今この食作法を空で言えます。習慣とは恐ろしいものです。そして、普段から食べる時にほかの命を頂いているという思いはいつもあります。いや、他のものの命を頂かないと自分は生きていけないとも思っています。だから、魚釣りをしても釣って弄んでリリースするというようなことはしません。釣った魚の命は必ず自分か誰かの命につなぎたいと思っています。
更にこの書籍の凄さはこの言葉です。
「一流の人は普通の人と同じです 教われば誰でもできることを続けていく中で常にその人にしかできないレベルまでやり続ける人が一流になる」
この言葉は私が66年生きてきて学んだことのすべてです。だから、私はやりだしたことは基本的には継続します。一方、ダメだと思ったら即辞めます。

