私の決算書の読み方塾で大切にしていることが貸借対照表の財務数値です。利益による資金調達を多くして自己資本比率を高めます、更にこの調達した資金をキャッシュで保有をします。キャッシュの大きさは当座比率で測定します。つまり、利益を極大化して多くの資金調達をして調達した資金を現金預金で保有します。当座比率と自己資本比率を高めることによって会社の継続性を確保します。これが100年続く会社の秘訣です。
しかし、どんなに当座比率と自己資本比率を高めても会社が成長するかどうかを保証するわけではありません。ここで重要なのが豊富に持っている現金預金を現金預金のままで持っていたのでは会社は成長しません。ここで会社の現金預金の使い方が大きなカギを握っています。お金の使い方には①投資 ②消費 ③浪費 ④投機の4つがあります。会社が成長していくためにはやはり①投資がとても重要です。
投資には設備投資と人材投資があります。会社の成長には共に重要です。
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設備投資
昨今では設備投資にはハードの設備投資とソフトの設備投資があります。機械設備などの設備投資で新製品開発などで収益を拡大することと省力化設備投資で経費を削減することが出来ます。また、AIやRPAなどのIT投資があります。IT投資によって省力化、効率化、更に今までやれなかったことが出来るようになります。特に最近ではAIの活用は会社経営に不可欠なものになってきていると思います。 -
人材投資
最近の労働市場では人材の採用がとても困難になっています。しかし、多くの中小企業が人材採用にまだまだお金を使っていません。ハローワークなどで無料か少額で人材を採用しようとして人が採用できないと言って嘆いている三流アホ経営者はまだまだいます。更に社員教育にもお金を使わない、年間休日も増やさない、有給休暇も取りづらいなど人材に投資をしない中小企業が多く存在しています。
さて、このように設備投資特にIT投資や人材投資にお金を使わない会社は今後成長することはないでしょう。
今日の所感:設備投資・人材投資を積極的にしましょう!!
