「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)
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今回紹介する書籍は「奪われる日本」 関岡英之著 講談社現代新書です。トランプ旋風のもと関税が世界を揺るがしています。しかし、トランプのアメリカファーストは大統領として当然のことをしていると思います。
自国を最も大事にすることはその国の大統領や首相のやるべきことで何ら批難する必要はないと私は思っています。アメリカが高い関税を課するならば報復関税をかけるのは当たり前です。中国、ヨーロッパ諸国、カナダ、メキシコなどは報復関税をやっています。
ところが我が国、日本はどうでしょう。報復関税もできない状況です。明らかに日本は「アメリカの属国」です。今回の関税ばかりではなく過去の談合禁止、郵政民営化、アリコやアフラックなどの外資保険への市場開放などなど、日本では民営化や規制緩和と呼んでいる事項は殆どがアメリカからの指示でやらされていることです。
この指示は「年次改革要望書」と言う形でアメリカから日本へ圧力がかかります。日本はこれに基づいて次々とアメリカの言うとおりになっていっています。一方、日本がアメリカに出している「年次改革要望書」ほぼ無視されています。これらのことがこの書籍には詳しく記載されています。
あまりにもアメリカの理不尽さに腹が立ってきます。これで日本は独立国と呼べるのか!!
日本は今後どうなってしまうのだろうか?戦後の教育も憲法もすべてアメリカが考えたもの、日教組もアメリカが作り、日本人の教育を骨抜きにしたお陰で20代・30代・40代の人達には愛国心どころか日本の政治や歴史に全く興味を示しません。
軍隊もなく自国を守ることができるのだろうか、アメリカが守ってくれる?寝ぼけるなよ!!誰が他の国民を守る!トランプの発言はすっきりしています。
日本がアメリカのために戦わないことに不満を持っています。当然だと思います。これも対等な関係ではないからです。
日本はいずれ中国かロシアに占領されてしまうかもしれません。