「失われた30年」と良く言われます。現在の社長は殆どこの「失われた30年」の時代に経営をやってきた人達です。この30年は売上を増加させなくても誰でも経営ができた時代でした。売上を増加させなくても良い時代=社長が頭を使わなくても良い時代=経営能力が無い社長でも会社経営ができた時代でした。この「失われた30年」のお陰で経済大国日本は最貧国日本へと向かっています。
その大きな原因は売上を伸ばせないゾンビ中小企業なのです。売上を伸ばさなくても生き残ってきた理由は売上が伸ばせない代わりに人件費も上げなかったからだ。
売上が伸びないと言うことは自社の商品・サービスが社会に受け入れられていないことだと思います。更に言えば売上が伸びないと言うことは社会貢献が増えていないということになります。売上は社会貢献の結果だと私は考えています。
さて、遅ればせながら日本も政府の方針で賃上げを強制するような政策を次々に打ってきました。最低賃金を1500円にすると言うことは毎年7%強の賃上げをしなければ成りません。
中小企業の場合、最低でも5%以上の賃上げを毎年やらなければならないと思います。やらなければ人の採用が全くできなくなります。「いや、5%アップなんて無理」と考えている社長の会社は必ず消滅します。
あなたの会社は毎年5%の人件費アップをできますか?「NO」であればあなたの会社はいずれ消滅してしまうでしょう。「YES」であればどのような財源で人件費アップをしますか?
基本的には売上をアップしていくしかないのです。他の経費科目の削減だけでは継続できないのです。
さて、売上をどのように上げていくのか?社長であるあなたが考えることです。これを考えることができないのであればあなたは社長を辞めるべきです。
今日の所感:売上を上げられない社長は辞めろ!!