私は「どのようにして仕事と家庭を両立したら良いですか?」と聞かれます。
この質問の根本には①仕事と家庭は別物更に仕事と家庭は相反するものという考え方があります。ワークライフバランスもこの考え方の表れです。
しかし、私は仕事と家庭は別物と思っていません。私はもともと家族を幸せにするために仕事をしています。仕事を一生懸命にすると家族が犠牲になって家族を幸せにすることが出来ないのであれば仕事は辞めるべきだと思っています。
逆に家族を犠牲にしてまで仕事をやりたいのであればもともと結婚なんかしなくて家族を持たなければ良いのです。仕事は自分の思い通りにやりたい、そして、家族はそれに協力すべきと思っている社長は人間失格です。
まず、仕事と家庭は相反するものではなく、どちらも自分の人生の一部であり分離することはできないのです。仕事をしていてもふと家族のことを考えていたり、家族と一緒にいるときでも仕事のことが気になったりします。私はそれで良いと思っています。
仕事中でも家族に電話をしたりラインをします。家族と一緒にいるときでも仕事のチャットをしたり電話をしています。
さて、「言うは易し、行うは難し」です。どうしたら実行できるのでしょうか?
私は2つのことを心掛けてきました。社長をやっていると家族のために割く時間が知らず知らずのうちに削られていきます。
そこで家族のために割く時間を事前に確保してどんな重要な仕事が重なっても先約(家族)優先を徹底することです。
つまり、一番目は家族のために時間を確保することです。
二番目はそれでもサラリーマンの家族に比べて家庭に割く時間は圧倒的に少なくなります。そこで、家族に「謝罪と感謝」を口にすることです。「なかなか、家事や子育ての手伝いができなくてゴメンね。」、「いつも、有り難うね」などを素直に発言することです。しかも、頻繁に!!
時には奥さんに「いつも綺麗だね。」と言うべきです。髪の毛を切ったり、新しい洋服を着ているときに気づかないのは最低です。(ちなみ最近このような発言すると男尊女卑とか奥さんを馬鹿にしている等と言われます。そんな人は不幸せな女性でしょうね。)
私は家庭も仕事も共に自分の人生の一部で、しかも分離不可能なものだと思っています。
敢えて言うなら人生=家庭で、人生=家庭を豊かに彩るために仕事があるような気がします。