我々は経験から学ぶことは誰でもできます。
しかし、１日２４時間しかない我々が経験することには時間的限界があります。そこで、既に経験している人や成功している人から学ぶことがとても大事になります。
私も３０代の頃には既に成功している経営者の方々から多くの学びを得ることができました。特にサラダコスモの中田社長からは多くのことを学びました。
先輩経営者から学ぶときに重要なことが２点あります。
１つ目は先輩経営者の言葉は素直に聞くことです。先輩からのアドバイスは自分は未経験のことばかりです。そして、理解ができないこと・納得できないことも沢山あります。
しかし、いくら理解できなくても納得できなくても全て素直に聞いて実行することです。
２つ目は教えていただいたことを全て丸ごとやることです。決して、やりやすいことや理解できることだけをやるというような良いとこ取りをしないことです。
さて、年を重ねて最近では逆に私が若手社長にアドバイスをする立場になってきました。
例えば、「どのようにしたら売上を増やせますか？」と質問があるとします。「私がＮＥＴを活用したら良いと思いますよ。」と回答します。
すると「でも、ＮＥＴで本当に売上が上がるんですか？他でやった会社が上手く行かなかったみたいですよ。」と回答が返ってきました。
このように人のアドバイスを素直に聞けない社長は本当に多いですね。
更に折角アドバイスをしてもそのままやらずに自分がやりやすいように良いとこ取りをする社長も多いです。でも、絶対やらなくてはならないことが抜け落ちてしまうことがあるのです。
例えば、「アクションプランのチェックは毎月やるより毎週やった方が良いですよ。」と言うと「私はまず最初は月１回から始めます。」と勝手に変えてしまうのです。
つまり、自分の納得することしかできない三流アホ社長ですね。本当はこの理解ができないところに大きなチャンスがあるのです。理解できることばかりをやっているから成長しないのです。
アドバイスは全て素直にそのまま実行してみましょう。