「経営者としての聞く姿勢」

経営者は私も含めて聞くことよりも話すことの方が得意な人が多い。よく耳は2つあるのに口は一つしかない、だから、話すことの2倍は聞かなければならないと何度も言われたし自分でもそうしようと思ってきました。
それがなかなか実践できません。

何故だろうか?他の経営者のことはわからないので自分について考えてみます。
私は人の話を聞くことは決して嫌いではありません。私は人に興味があるので人の話はどちらかというと好きな方です。しかし、話を聞いているとだんだんその人の人となり、人としてのレベルがわかってきてしまうので次に何を話されるのかがわかってしまいます。

そして、時間が勿体ないので相手の話の腰を折って自分の話をしてしまいます。言い訳をすると私はレベルの低いくだらない話に時間を使いたくないと思っているのでしょう。しかし、初対面や付き合いが浅いのに人のレベルを判断してしまうのはどうかという気持ちもあります。
そこで、最近ではまたまた自分の聞く姿勢を変えた方が良いなと思っています。

  1. まず相手の話をすべて受け入れて聞いてみる。受け入れるとは肯定もせず否定もせず取り合えず受け入れるだけです。中立の立場ですね。
    → これは今でもやっているのでできます。
  2. 相手を評価しないこと。あなたはそういう意見や考えなのですねと第3者的に聞くだけです。
    → 今までは本当に駄目な人はこの段階で「この人はダメだな」と評価を確定させていましたので最後まで話を聞きます。
  3. 安易に自分の意見を言わないこと。相手が話そうとしている限り自分の意見を言わずに最後まで聞いてみること。
    → 三流アホ経営者の戯言を聞かなければならないと思うととても憂鬱ですがやってみます。
  4. 話が途切れたら相手が話し出すまで沈黙。次に良い話が聞けると思って待ちの姿勢。
    → 聞くと決めたらやれそうな気がします。本当かな?
  5. どんなくだらないレベルの人でも何かを持っていると思って興味を持つこと。
    → 誰でも必ず良いところはあると思うのでやれそうです。本当かな?

以上が反省を含めての5つの聞く姿勢です。拷問のような修行のような気がしますがここまでやってみても付き合う意味のない人間は少なからずいると思います。
しかし、今まで切り捨ててしまっていた人と親しく付き合うことができるような気もします。

今日の所感:人の話をよく聞く努力をします!!
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