「強運読書159」

読書

「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)

毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。

夜哭烏 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)
「これが娘の望む父の姿だ」 命の選択に、正解はあるのか。 火消としての矜持を全うしようとする姿に、 あなたはきっと、涙する。 「目頭が熱くなった」 文芸評論家・大矢博子氏も感動! いやあ、面白い! 読み終わってからもしばらく、興奮が収まらない。魅力的な謎で引っ張られ、手に汗握る展開に翻弄され、時折差し込まれるユーモアに...

今回紹介する書籍は「羽州ぼろ鳶組 夜哭烏」今村翔吾著 祥伝社文庫です。 

この書籍は最近はまっている時代小説家の今村翔吾氏の「羽州ぼろ鳶組シリーズ」です。前回は火食鳥を読みました。このシリーズ2冊目です。
このシリーズを読んでいると江戸の町での火消しの役割の大きさに改めて感じさせられます。今でも私の住んでいる多治見などでは消防団があって自分の町は自分で守るんだという意識が江戸時代から脈々と受け継がれているのだと実感します。
池井戸潤氏の「ハヤブサ消防団」でも消防署がない村や町で自衛のために地元の住民が消防団に加入していました。都会の人達は自分の住んでいるところの近くに消防署があるので消防団は不必要でしょう。
しかし、日本には消防署がない村や町、消防署から何十キロと離れているところも多くあります。そんな村や町には消防団が必要なのです。

さて、江戸は火事と喧嘩が華となっていたそうです。特に江戸は木造住宅が多く道も狭いので火事になると大災害なっていたようです。そんなときに町火消しが活躍していました。
町火消しは芸能人のような扱いで番付もあったようです。(この小説の中だけの話かもしれませんが・・・)

「羽州ぼろ鳶組シリーズ」は男気のある火消しの親分と奥さんの掛け合いが面白く、ストリーは水戸黄門ぽく、最後はハッピーエンドで終わるので安心して読むことができます。
気軽な1冊として「羽州ぼろ鳶組シリーズ」を読んでみて下さいね。

今日の所感:「羽州ぼろ鳶組シリーズ」は面白い!!
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