「経営者の学ぶ姿勢」

私の趣味は渓流釣りです。渓流釣りを初めて約15年になります。最近では若い初心者の人達と渓流釣りへ行く機会が増えてきました。渓流釣りで強く感じることがあります。「渓流釣りも経営も同じだなあ」ということです。渓流釣りに限らず色々なことに共通することですが「学ぶ姿勢が大事」ということです。
江戸時代末期の儒学者佐藤一斎の言葉「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」(言志録)です。一番良いのは天(経験・体験)から学ぶ、その次が人から学ぶ、その次が書籍から学ぶということです。

釣り師の多くは自分の体験・経験からのみ学ぶ人が本当に多いです。他人から学ぶ人も少なからずいますが殆どが人から言われて自分の都合の良いことだけを聞いているような気がします。
特に釣れないときの言い訳は超一流です。釣れない言い訳をするぐらいならどうしたら釣れるかを考えれば良いのにといつも思います。

また、初心者と一緒に渓流釣りへ行って渓流釣りで感じることは私が教えたこともまともにやらず我流でやっている人がいます。
人から学ばないので大して上達しません。一方、私の伝えたことは忠実に実践し、更に私の釣っているところは見ながら研究し私を超えていく人もいます。私が教えて私を超える人がいると悔しいのでその人から私も学ぼうとします。
そして、またまたその人が私を超えていくのでお互いに切磋琢磨して成長していきます。

この渓流釣りでの切磋琢磨は経営にも通じると思います。自分の経験・体験のみから学び、自社は特殊だからと言いながら人の意見を聞かない、書籍からも学ばないという中小企業経営者をよく見ます。渓流釣りと同じですね。
優秀な経営者からアドバイスをもらって、その人を超えようとする努力はとても大切だと思います。そして、若い経営者が成長していくと私もその人を見習って自分も成長をしようと努力します。

渓流釣りも経営も同じです。体験・経験から学び、人から学び、更に書籍から学ぶのです。最後に面白いことに気がつきました。渓流釣りが上達しない(下手な)人は経営も上達しない(下手)と言うことです。それは渓流釣りも経営も体験・経験からのみ学び人から学ぼうとしないので成長できないのです。

今日の所感:人から学んで成長しましょう!!
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