中小企業にとって採用が本当に厳しい状況になってきました。多くの中小企業は採用を諦めて外人雇用に走っています。しかし、そんな会社も現在の日本の賃金水準からするといずれ外人でも採用できなくなることでしょう。何故、中小企業が採用を出来ないのでしょうか?さまざまな理由がありますが思いつくままに挙げてみますね。
- 賃金水準が低い
- 労働環境が劣悪
- 経営者のレベルが低い
- 同族会社
- 法定休日が少ない
- 残業手当を払わない
- 経営者が法律を守らないなどなど
そして、多くの中小企業は上記の採用できない理由を改善しようとしていません。あるいは改善したように見せて改善しない、知識が無いために法律違反に気づかないなど、どうしようもない三流アホ経営者が多くいます。
さて、SMCグループでは優秀な社員を採用して成長していただくために多くの改善をしてきました。改善の内容を挙げてみますね。
- 21時以降は残業できないような仕組み作り(クラウドから自動退去)
これはなし崩し的に21時以降も残業が出来るようになってしまいました。(例外を認めると必ずこうなります。) - 3年間かけて法定休日を110日から120日へ増やしました。
- 固定残業(みなし残業)を廃止しました。(間接部門は除く) 当然、残業手当はすべて出すことになりました。
- 入社した社員の研修期間を最低3ヶ月としました。(最低3ヶ月間、最長で12ヶ月間は研修生として現場への配属はしない)
上記の施策で人件費増加は実質的に数千万円になりました。しかし、どんなに人件費が高くなっても先行投資と考えて人材採用・人材育成にお金を支出するのが将来のSMCグループの成長にプラスだと判断して実施しました。
これらの施策を振り返ってみると採用や教育に力を入れれば入れるほどSMCグループとして組織が良くなっていくことを実感しています。当初は社員のための改善だと思っていたことが結果的には組織の改善に繋がっていることに気づきました。そして、改善をすればするほど上場会社の運営方法に近づいていきます。
そこで、中小企業が自社を改善しようと思えば上場会社の真似をすれば良いのです。中小企業も上場会社も同じ会社組織なので可能な限り上場会社の真似をすれば組織は良くなると確信をしました。
今日の所感:採用・教育に力を入れましょう!!