私のモットーは「仕事は楽しく、趣味は命がけ」です。これを言うと多くの人から逆ではないかと質問されます。仕事は毎日やるものなので命がけでやっていては苦痛になってしまいます。
仕事は一時的には命がけでやらなければなりませんが、命がけを続けていると真のプロフェッショナルになって苦痛ではなくて楽しくなるはずです。マラソンのランナーズハイの状態のようなものです。
ここまで仕事で到達できる人は10%ぐらいだともいます。こうなると土日より月曜日の方が楽しみになるものです。何故、週休2日なのだろうか?1日休めば十分だと思えば本物です。
さて、私は人に「あなたの趣味は何ですか?」と聞くのが大好きです。多くの人の回答は「車です。」「映画です。」「ゴルフです。」などと言います。すると私は「レースに出られるんですか?」「車を作ることができるんですか?」「映画の制作ができるんですか?」「映画の評論ができるんですか?」「ハンディは片手ですか?」と聞きます。殆どの人が趣味というとただの「お子ちゃまの遊び」程度にしかやっていません。
こんなやり方の趣味ならばやらない方がましです。時間とお金の無駄です。私はどうせやる趣味ならば可能な限り徹底的にやるべきだと思っています。趣味を極めるためには命がけでやらなければなりません。あるときには仕事を犠牲にしないといけないときもあります。
しかし、そこまで突き詰めて趣味を極めると趣味がプロフェッショナルなレベルまで到達してきます。趣味で得たものが仕事に生かすこともできますし、仕事で得たことを趣味に生かすこともできます。
このレベルまで趣味を極めた人は仕事もプロフェッショナルになるはずです。
さて最悪なのが仕事もしないで趣味に興じている人は最終的に趣味自体を極めることもできません。また、最も最低なのが「趣味は仕事です。」と言う人です。答えた本人は仕事に全力を尽くしている意味で言っているのでしょうが趣味自体がない人は概ねつまらない人間あるいは幅がない人間が多いですね。仕事が趣味レベルであれば大したことないです。
さあ、私の趣味は魚釣り、命がけですので時間とお金をたっぷり使います。仕事は楽しくやっていても大して時間はかからないし、成果を出すことも容易です。これも若い頃に命がけで仕事に取り組んだからだと思います。
私が思うに人生の最大の不幸は「仕事より余暇の方が楽しいこと」だと思います。