「強運読書40」

「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)

毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。
今回ご紹介する書籍は「大地の子」山崎豊子著(文春文庫)です。

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「大地の子」(全4巻)は大東亜戦戦争の戦争孤児の小説です。中国に残された残留孤児の悲惨な凄惨な人生です。テレビドラマになりました。このブログで紹介しようかどうかとても迷いました。
私自身もこの小説を読んで決して良い気分にはなれませんでした。しかし、ドンドン戦争の記憶が遠のく中で若い人たちにも戦争の悲惨さを知っていただきたいために今回紹介することにしました。

中国の文化大革命でリンチを受けたり、日本人とわかると差別を受けたり、スパイ容疑で内モンゴルの労働改造所で15年間の使役を受けたなどなど想像を絶する悲惨な人生でした。

この書籍を読んで、戦争の悲惨さというより敗戦の悲惨さを思い知りました。戦争が悲惨なのは当たり前ですが、更に敗戦の悲惨さを痛感しました。これ以外にもソ連のシベリア抑留など敗戦の悲惨さは山のようにありますね。

今日の所感:戦争は悲惨ですが更に敗戦は悲惨です。

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