
1、良性インフレ ~1990年 バブル崩壊で終了
このインフレは「ディマンドプル・インフレ」でモノの需要が供給を上回っているためにモノの価格が上がっていくというインフレです。基本的にはモノ不足の時代です。
①物価:上がる ②需要:強い ③賃金:上がる ④消費者心理:前向き消費
⑤企業行動:投資・拡大 ⑥中小企業:成長チャンス ⑦強い会社:成長志向
2、デフレ 1993年~2022年 ウクライナ・ロシア戦争で終了
このデフレ時代は企業が投資をしない、給料が上がらない、消費が弱い、価格競争になるなどの特徴です。2000年の金融危機から本格的なデフレとなり、値下げ、コスト削減、人件費抑制=非正規社員化など、更に安ければ売れる、100円ショップ、牛丼の価格競争、安売り弁当など完全にデフレマインドが定着しました。
①物価:下がる ②需要:弱い ③賃金:下がる・伸びない ④消費者心理:節約
⑤企業行動:コスト削減 ⑥中小企業:安売り競争 ⑦強い会社:効率志向
3、悪性インフレ 2022年~ 円安、資源高のインフレ
このインフレは円安・資源高そして決して需要が強くないのに物価が上がるというコストプッシュ・インフレです。これが強まっていくと最悪のスタグフレーションになります。もしかしたら日本はスタグフレーションになっているのかもしれません。
①物価:上がる ②需要:弱い ③賃金:上がりにくい ④消費者心理:防衛的
⑤企業行動:値上げと防衛 ⑥中小企業:利益を圧迫 ⑦強い会社:価格決定権がある
さて、上記の通り、失われたデフレ30年は節約して何もしなくても耐えていれば生き残ることが出来ました。しかも金利はほぼゼロなので借金の大きさも気にすることなく三流アホ経営者でも経営が出来ました。というより、経営をしなくても会社を維持できたのです。
しかし、今の2022年以降の悪性のインフレ時代では真の経営をしなければ中小企業は生き残ることは出来ません。まずはデフレ時代の培ったデフレ脳を捨てることです。
デフレ脳とは
- ①値上げが怖い(値上げすると競争相手に仕事が取られてしまう)
- ②給料をあげたくない(売上が伸びないのに給料を上げるのが怖い)
- ③投資が怖い(成功するかどうかわからないものに投資するのが怖い)
です。この感覚を持っている限り、今のインフレ経済の下では生き残ることは出来ません。
