「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」言志録(佐藤一斎)
毎週月曜日は強運読書ブログです。私が読んで良かったと思う書籍を毎週ご紹介していこうと思います。是非、このブログの書籍画像をクリックしてアマゾンで書籍を購入してくださいね。
今回紹介する書籍は『童の神』 今村翔吾著 ハルキ文庫です。この書籍は私の大好きな歴史小説家の今村翔吾氏の著作です。
時代は平安時代です。京人とそれ以外の人(童とか土蜘蛛とか差別用語呼ばれていた人)との戦いの小説です。内容的には史実が半分、今村翔吾氏の創作が半分といった内容でしょうか。この小説全般を通じて「イクサガミ」のような激しい対決シーンが多くあり、ハラハラドキドキ、そして少し恋愛も入っていて娯楽性は充分です。しかし、この京人とそれ以外の差別を克服しようとして戦い続けて最後死んでいく桜暁丸の活躍は現代の様々な差別社会を平等にしようと作者が訴えているような気がします。日本は結果平等を求めて過ぎているので安易に楽して結果が悲惨な人をかわいそうと言いますがこれは自業自得です。結果平等ではなく機会平等の世の中が実現されると良いと思います。しかし、生まれながらに差別をされる人も少なからずいます。自分の力ではどうしようもないことで差別される世の中は正さなければならないと思います。
できれば、この小説は史実にもとづかずに桜暁丸が源頼光を殺してほしかったなあ。
今日の所感:差別のない世の中、機会平等で結果不平等(自己責任)の社会の実現を!!
